ホントにね、人間ってとにかく不安になるように出来てるんだよね。
それはマンモスの時代から人間の脳の中に「危険回避」のソフトが
インストールされているから。
今と違って、大昔は命を脅かす危険がいっぱいだったからね。
人間が誕生してからの長い年月そのソフトを起動させて来た。
今さらアンインストールは出来ないよ。アンインストールしたら不安はなくなる。
そしたら楽になる。
でも、そしたら色んな意味で生存が危うくなる。
先日いらっしゃった方は「毎日とてもとても不安なんです」とおっしゃる。
その方は60代の女性なんだけれど、とにかくこれからのことが不安で不安で仕方ない。
お金や健康のことから始まって、災害が起こったら自分は大丈夫だろうかとか、
はたまた人間関係に関すること。
この前あの人にあんなことを言ってしまった、どう思われただろう等々。
とにかく不安の種なんて探せばキリがない。
考えてもどうしようもないことをあれこれ考えて眠れなくなる。
そんなときは、つぶやいてみるといいよ。
「どうせ死ぬんだから」ってね。
人間なんてせいぜい80年くらいしか生きていない。長いっちゃ長いけど、
地球誕生からの時間を思うと、この地に生きていられる時間なんてほんのほんの一瞬だよ。
誰に何を思われようと、どんな失敗をしようと、あれがこれがああだこうだと思おうと、
どうせ死ぬんだから、まあ何でもいいかってね。
そういえば、この前本屋さんに行ったら、和田秀樹さんの
「どうせ死ぬんだから」って本が出ていた。
おー、いいね~、買っちゃおうかな。
和田秀樹さんて、最近この手の高齢者向けの本をたくさん出してるね
若い人はまだまだ全然そんなことは思えないし、思わなくてもいいけど、
60年以上生きて来た人が読むと、気持ちが軽くなるかもね。
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